DTween 110817版。
とりあえずこの辺で安定する…はず。
仕様変更
単一パラメータ版のTween(To, From)メソッドを廃止
開発途中でパラメータがひとつしか指定できない頃の名残だったというか、リリース時に消し忘れてたというか…。
今の段階で「DTween使いまくってるよ!」という人は皆無だと思うので特に困る人もいないと思いますが、念のため移行方法を書いておきます。
// 今までの書き方 TTween.Tween(Obj, '$Left', 0, 100, 500, TEasing.Linear).Play; TTween.TweenTo(Obj, '$Left', -50, 500, TEasing.Linear).Play; TTween.TweenFrom(Obj, '$Left', 50, 500, TEasing.Linear).Play; // 新しい書き方 TTween.Tween(Obj, ['$Left', 0], ['$Left', 100], 500, TEasing.Linear).Play; TTween.TweenTo(Obj, ['$Left', -50], 500, TEasing.Linear).Play; TTween.TweenFrom(Obj, ['$Left', 50], 500, TEasing.Linear).Play;
初期値と終了値を両方指定する場合にプロパティ名を2回書く必要があるのは手間ですが、たぶん一番使用頻度が高いのはTweenToだと思うのでその辺は我慢して下さい。
新しい機能
実数型プロパティに対応
今まではByteやIntegerなど整数型のプロパティしかトゥイーンの対象にならなかったんですが、実数型(DoubleやExtendedなど)にも対応しました。
ただ、何かデモ作ろうと思ってVCL探しても実数型のプロパティがほとんど見当たらなかったので、普段はなかなか使う機会がなさそうです。ゲーム的な用途での利用報告待ち。
Tween(To, From)メソッドで複数のインスタンスを一度に指定可能に
これは具体的な例を挙げて言えば、以下のような書き方が可能になったということです。
Tween.TweenTo([Obj1, Obj2, Obj3], ['$Left', 50], 1000).Play;
これを以前はこのように書く必要がありました。
TTween.TweenTo(Obj1, ['$Left', 50], 1000), TTween.TweenTo(Obj2, ['$Left', 50], 1000), TTween.TweenTo(Obj3, ['$Left', 50], 1000)
ちなみに内部的にはトゥイーンをTTween.Parallelでまとめてるだけです。